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PROGRAM各地の募集プログラムを見つけることができます。

LONGSTAY Program 2022-23

特徴

制作スタジオ有り

滞在施設有り

成果発表・オープンスタジオ有り

渡航費助成有り

各種助成・人的サポート有り

対象分野美術 / 舞台芸術 / 工芸 / 映像 / その他

エリア関東

事業名

PARADISE AIR

募集期間 2022年12月3日(土) ~ 2023年1月6日(金)
内容 公募・応募方法詳細https://www.paradiseair.info/opencall/longstay/2022-23/

PARADISE AIRでは様々なテーマや公募内容でLONGSTAY Program(ロングステイ・プログラム)を行なってきました。10回目の開催となる今回も、国籍を問わず芸術分野に関わる全ての人を対象として公募を行ないます。

今回のLONGSTAY Programは、多義性を起点としたテーマ「PUZZLING POLY+SEMY」を通じて、より広く深い理解とより遠くへの想像力を持つために、滞在アーティストとともに取り組みたいと思います。
制作物の有形/無形は問いません。アーティストだけでなく、キュレーター、リサーチャーなども幅広く応募することができます。国外からに限らず、現在日本に居住している方からの応募も歓迎です。1月6日までにあなたのアイデアと一緒に応募してみてください。
滞在先 PARADISE AIR
滞在期間 2023年10月 - 12月
この期間のうち70日間以上最大90日間
部屋を空けてお待ちしています!
応募資格 申請者は下記の条件を充たす者とする
・まちとの対話を楽しめること
・広く芸術分野で活動し、同時代の芸術の創造に関わる活動であること(アーティストの創造活動やリサーチ活動だけでなく、芸術関係者による研究、レクチャー、シンポジウム等も「芸術の創造に関わる活動」である)
・期間中、招へいされた他の作家や地域住民と良好な関係をもって交流ができること
・心身ともに健康状態が良好であること
・感染症流行の状況や渡航・入国状況に応じてポジティブに対応できること
・運営側が提案するスケジュールやルールに柔軟に対応できること
・英語、あるいは日本語でコミュニケーションが可能なこと
費用/支援内容 【選考ファイナリスト向け】
・ビデオレター制作費:30,000円/組(Paypal送金のみ、支払手数料を含みます)

【滞在アーティスト向け】
・滞在用居室(PARADISE AIR)
・アーティストの居住地から松戸までの往復1回分の交通費(日本在住の方はこの限りではありませんが、交通費には上限があります)
・制作費:200,000円/組
・日当:3,000円×滞在日数/組(手渡し)
・作品や機材運搬のための費用
・作品発表などのための会場の手配、コーディネート
・市民による生活や制作のサポート
・松戸までの移動手段の手配、入国ルール等の情報提供
・広報協力
選考方法 ・提出された資料をもとに、スタッフ、外部審査員、地域住民により審査を行います。
・選考ファイナリストにのみ、選出された旨を2月14日までに個別にご連絡します。
・選考ファイナリストにはプランの説明と自己紹介のためのビデオレター(2分以内)を制作していただきます。
  ・ビデオレターの締め切り:2月28日
  ・スマートフォンでの撮影可。映像のクオリティよりもプラン内容を重視します
  ・最終審査終了後にPARADISE AIRウェブサイトですべてのビデオを公開します
  ・ビデオを提出いただいた方には制作費を補助します
・最終選考の結果は3月中旬頃、選考ファイナリスト全員にご連絡します。
・WEBサイトでの選考結果の公式発表は3月24日を予定しています。
プログラムに関する問い合わせ 下記のメールアドレスまでお問い合わせ下さい。ただし、選考に関する質問には一切お答えできません。

PARADISE AIR
メール:long@paradiseair.info
Webhttp://www.paradiseair.info
住所:271-0091 千葉県松戸市本町15-4 ハマトモビル
助成:松戸市、文化庁
運営:一般社団法人PAIR
特別協力:株式会社浜友商事
プログラム・テーマ PUZZLING POLY+SEMY ー 複数の解

一つの言葉、名前、作品には共存するいくつもの意味があるが、出会うたびに新しい解釈が発生し、抱えられる容量を越えて溢れ出す。しかしこれも誰かの設計、

「パズルのピースはどれも自分の意志で配置したものだ、それは本当だと信じている、
誘いかけに対する私の反応」

いくつもの世界は再びバラバラになり、目たちは一つの太陽を追って、寄り道は秩序を失って落ちていくガラスを壊し、過去からヒントを掴み、今光の破片を投げる。
(とても個人的な)解説 こんにちは、植田悠といいます。日本語と英語で戯曲を書いていて、7月から新たにPARADISE AIRに参加してコーディネーターをしています。

私は、意味がぎっしり詰まったものが好きだ。多義的な不協和音の中で生きている中、意味にしがみつく。そんなことを言うと自分が陳腐ではないかとも思うが、外は自然状態、荒れ放題なのだ。地に足をつけるためには、根拠となる意味の核をポケットに入れとくのはいいことであり、探す価値がある。

もちろん、意味のないものを探す人もいる。必要なことだと思う。陰陽をあわせ持つ太極図のように。☯️

なぜなら私たちは自然界からやって来たからだ。目の前に置かれたパズルから視線を外せば、相違や変異がそこら中にある。現実は多様だ。だが、なぜか私は英単語で言葉を並べ、いま日本語でパズルをしている。私は誰がつくったパズルで遊んでいるのだろう?

いったい誰のパズルで遊んでいるのだろう?
どのパズルが大量生産され、どのパズルが市場に出ていないのか?
どのパズルがすでに作られていて、どのパズルが作られていないのか?
過去のあらゆるパズルの認識を覆すようなパズルはどれだ?
意図されてなかったプレイヤーとして、思いがけないところからピースをかき集め、何かを経験するたびに、私の注意が何に引っ張られ、何に引っかかり、何が私の心に(意識的または無意識的に)刻まれるのか、それらがパズルのピースとして私の理解を形成する。

言葉は不可解(Words can be puzzling)で、ばかばかしく、無意味でさえある。しかし、多義性のパズルを作ることができたとき、あるいは少なくとも、誰かが好きに遊べるピースが入った箱を作ることができたとき、それは私にとって意味があると感じるのである。