【AIR@EU】SERDE
特徴
制作スタジオ有り
滞在施設有り
成果発表・オープンスタジオ無し
渡航費助成無し
各種助成・人的サポート無し
対象分野美術 / 工芸
エリア海外
事業名 | |
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募集期間 | 2024年6月13日(木) ~ 2025年3月31日(月) |
内容 | 2002年、若いアーティストたちがNGO学際的アートグループSERDEを設立し、最初のアートプロジェクト「Other Goods」を行った。このプロジェクトでは、特別にデザインされたテントに現代アート作品を展示し、ラトビアの地方都市で開催されたフェスティバルやフェアに参加した。その場所のひとつが、小さな田舎町アイズプテだった。SERDEチームが町を散歩したとき、ドイツのファッハワーク・スタイルで建てられた廃墟となった倉庫を見つけた。首都リガでアーティスト・スタジオが探せなかった彼らは、アイズプートの自治体にこの倉庫を借りてアーティスト・スタジオにする可能性について尋ねた。アイズプート市当局との最初の面談は大成功で、町の責任者は、当時廃墟と化し、取り壊される予定だった歴史的家屋群のすべてを提供してくれた。この家屋群は歴史的価値があり、国の記念物リストに登録されていたため、町は取り壊しの許可を得られなかったのだ。SERDEアーティストのイニシアチブは、これらの廃屋をどうするかという自治体にとって素晴らしい解決策となった。 しかし、SERDEのアーティストたちは、文化遺産とはどういうものなのか、歴史的家屋をどう維持すればいいのか、予備知識持たずに文化遺産という冒険に飛び込むことになった。アーティストである彼らは、美術史の授業と、美術の勉強で模写した作品しかなかった。 SERDEチームは、家屋の構造や歴史的価値について調査してくれた地元の技術官や研究者のおかげで、何から始めればいいのかを知ることができた。美術のキャリアと経験しかなかったSERDEチームのメンバーは、すぐに修復家と建築家になった。ここで行われた作業のほとんどは、年に一度のサマーキャンプとして開催された国際修復ワークショップでSERDEチームメンバーと愛好家たちによって行われた。主な目的は、近代的な増築によって歴史的な家屋群を損傷させるのではなく、次世代に保存し、これらの古い家屋に新たな機能を与えることであった。 この集合住宅の歴史は18世紀初頭に始まり、20世紀末までは1階が店舗、2階がアパートだった。建物に最も大きなダメージを与えたのはソ連時代で、1階に酒類や日用品の店を残したまま、ほとんどすべての家が「リビング・キッチン」と呼ばれる小さなアパートに改築された。 2002年、SERDEチームは、アーティスト・レジデンスとワークショップ・センターのための環境づくりを目的として、この家屋の修復と保存作業を開始した。最初のアーティスト・シンポジウムは、最初の2部屋を使用できるようになった2003年に開催された。文化遺産を尊重しながら一歩一歩、歴史的建造物であるセルデのレジデンスとワークショップ・センターは発展し、現在では約20人のアーティストや文化関係者を受け入れることができるようになり、陶芸、金属、木製の素材を扱うスタジオやラトビア最大のアナログ写真スタジオを備えている。 |
滞在先 | SERDE(ラトビア) |
滞在期間 | 5月1日~10月1日の期間でレジデンスを受け入れている。 |
応募資格 | n/a |
費用/支援内容 | ウェブサイトを参照のこと:https://www.serde.lv/?q=node/19 |
選考方法 | 企画書、CV、過去の作品写真5枚をEメールにて提出 |
プログラムに関する問い合わせ | SERDE E-mail smg.serde@gmail.com WEBhttps://www.serde.lv/ |