今年6月に正式に発足したEUNIC関西設立を記念して、EUNIC関西と京都芸術センターは、ハイブリッド型シンポジウム「AIR on air 2.0」を開催いたします。本シンポジウムは、コロナ下の2020年12月にオンラインで開催したシンポジウム「AIR on air」からの議論を引き継ぎ、目まぐるしくシフトする社会情勢下でのアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の現在地を確認し、どのような変革が求められているのかを議論するものです。
日本をはじめ、欧州の第一線で活動するAIR運営者やキュレータ―、アーティストをパネリストに迎えます。ヴィラ鴨川の現地会場で、またはオンラインでお会いしましょう。
2022年12月16日(金)
14:00 −14:15 開会挨拶
14:20 − 16:20 セッション1
16:20 − 16:50 休憩
16:50 − 18:20 セッション2
セッション1.アート制作における気候変動の危機-ヨーロッパと日本の視点から考える
気候変動や多発する自然災害は、アーティスト・イン・レジデンスをはじめとしたアートにまつわる活動に直接/間接的に再考を促します。アーティストやキュレータ―、AIR運営者などを招き、これらの諸問題に対する多様な応答を学び合います。
三原聡一郎(アーティスト/日本)
ジュリア・ベリネッティ(Jan van Eyck Academie/オランダ)
マーティン・ゲルマン(森美術館アジャンクト・キュレーター、ドイツ/日本)
フェリックス・グローセ=ローマン(Material für Alle & Husslehofディレクター)
モデレーター:ロジャー・マクドナルド(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]プログラムディレクター/日本)
セッション2.連帯とケア
ウクライナ戦争以来、多くのアーティスト・イン・レジデンスが危機的な状況にいるアーティストに連帯を示し、行動を起こしました。ウクライナ戦争に限らず、困難な状況に生きるアーティストに対するケアやインクルーシブなプログラムのあり方について考えます。
ハイジ・ヴォーゲルス(DutchCulture I TransArtistsコーディネーター、アーティスト/オランダ)
ジュリエット・ナップ(KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭共同ディレクター/日本)
ミハイロ・グルボキ(IZOLYATSIAディベロップメントディレクター/ウクライナ)
ヴィンセント・ゴンザルベス(シテ・アンテルナショナル・デ・ザール レジデンス部門長/フランス)
モデレーター:山本麻友美(京都芸術センターアーツアドバイザー、京都市文化政策コーディネーター /日本)
開催日: 2022年12月16日(金)14:00-18:20
会場: ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川及びオンライン(Zoom)
料金: 無料
言語: 日本語/英語 (逐次通訳)
参加申込: 現地参加はこちら(google form)へ
オンライン参加はこちら(ウェビナー登録)へ
*ご予約いただいた方で当日やむを得ず不参加の方には後日録画リンクをお送りいたします。
アクセス:
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
京都市左京区吉田河原町19-3(川端通荒神橋上ル)
京阪電車「出町柳駅」から徒歩約10分、「神宮丸太町駅」から徒歩約13分
主催: EUNIC関西(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、 ヴィラ九条山、アンスティチュ・フランセ関西、オランダ王国大使館)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
協力: AIR_J、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、在大阪オランダ王国総領事館
企画協力:小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオ)、東海林慎太郎(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT])
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EUNIC – European Union National Institutes for Culture – は、欧州文化機関連合ネットワークです。EUNIC関西クラスターは、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川、ヴィラ九条山、アンスティチュ・フランセ関西、在日オランダ王国大使館のイニシアティブにより、2022年6月に設立されました。EUNIC関西は、EUと日本の関西地域の文化の架け橋となることを目的とし、ヨーロッパと関西の文化・芸術セクターのコネクティビティ(繋がり・接続性)と、ヨーロッパと日本のアーティストのモビリティに貢献します。
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シンポジウムAIR on air 2.0 事務局
E-mail: aironair.eunickansai@gmail.com(勝冶<カツヤ>、稲垣)