シュタイヤーマルク州政府は、あらゆる分野で活動し、シュタイアーマルク州グラーツのクリエイティブ・シーンと接点を求める国際的なアーティストと芸術理論家を対象に奨学金を授与しています。奨学金1,100ユーロは生活費を賄うために支給され、バロック様式のグラーツ神学校に無料で滞在することができます。旅費および材料費はアーティストが負担します。滞在中は芸術文化団体がホストとして支援し、ネットワーク作りをサポートします。滞在期間は2ヶ月から、またいくつかの作品展示やアーティスト・トークも企画しています。[画像:"Medusa" at the Graz Zeughaus/Armory in 2021]
ドナウ河畔の中心地に位置するリンツ市の文化施設スタジオハウス・ザルツァムトは、2009年7月より活動を開始し、国内外の若手アーティストの交流の場となっています。ここでは国外からアーティストを受け入れるアパート、スタジオ、展示スペース、国際的な文化交流とゲストを交えた地元のプロジェクト、トーク、スタジオビジットを通した教育プログラムなどを提供しています。文化交流を記録し、広く一般に公開するためにも、参加するアーティストの作品は展覧会プログラムの一環として紹介しています。1階にある170m²の展示スペースでは、展覧会のほかにもレクチャーやディスカッション、プレゼンテーション、上映会などが行われ、いくつかのアーティストは滞在中にリンツを拠点にして様々なプロジェクトに参加しています。[画像:公式サイトより]
クンストハル・ゲントは、現代アートの発信と発展のための実験的な交差点であり、2018年よりゲント中心部にある歴史的な14世紀のカルメル会修道院の中にあります。ビジュアル・アートはプログラムの中心であり、また建築やデザイン、オーディオ・ビジュアル、舞台芸術、公共空間のアートによって常に養われ、刷新されています。この幅広いアプローチにより私たちは、アーティスト、キュレーター、批評家、デザイナーといった古典的な定義だけでなく、個人、集団、組織といった境界線も越えようとしています。年間を通して、およそ6組のアーティスト、コレクティヴ、コラボレーション・イニシアティヴに滞在先アパートメントと少額の予算を準備しています。最大1週間の活動期間でクンストハル・ゲントの紹介と、より大きなコラボレーションを目指したアイデアの発展を目的としています。[画像:公式サイトより]
IASPISは、スウェーデン芸術助成委員会の視覚・応用芸術のための国際プログラムです。ストックホルムのIASPISレジデンス・プログラムには、9つのスタジオがあり、4つはスウェーデンを拠点に活動するアーティスト、ほかの5つは国外のアーティストを対象としています。3ヶ月から6ヶ月の間、アーティストはスタジオで制作する機会があり、スウェーデン内外からの参加者と出会い、IASPISの全ての活動に参加することができます。プログラムでは、スタジオ利用のほかに生活費、宿泊費、その他の経費を賄うための助成金を用意しています。IASPISが主催するトークやミーティング、スタディビジット、旅行、国際的なキュレーターによるスタジオビジット、公開イベントなどさまざまな活動に参加することができます。これらの目的は、芸術的発展と国際的な展望を広げ、交流の機会を促進することにあります。[画像:IASPIS - The Swedish Arts Grants Committee. Photo by Jean-Baptiste Béranger]
ヴィールズは、現代アートの創造と普及のための国際的なラボラトリーであり、革新的なアイデアと創造的な経験のためのスペースです。レジデンス・プログラムには、6ヶ月のセッション2回を通して、毎年20名までのアーティストが参加しています。各セッションにおいて、9つのスタジオのうち3つまではベルギーを拠点とするアーティストに、ほかのスタジオは公募によって選ばれた国外からのアーティストが使用します。プログラムでは、適切な環境でのスペースを提供し、自主性やフィードバック、仲間との交流、そして特にブリュッセルの領域横断的なアートシーンを求めるアーティストに、週1回のメンターとのディスカッション、ビジット、プレゼンテーション、観客との交流を通して、芸術的・理論的な議論に結びつけています。
[画像:公式サイトより]
ハーグにあるアート・スペースの1646は、実験的かつ国際的な公開プログラムを無料で提供し、既存のシステムや伝統的な考え方に向かい、私たちの間にある問いを考えることで、より複雑化する社会に貢献したいと考えています。1646は、国内外のアーティストやキュレーターを対象に、ハーグに滞在しながら制作やリサーチを行うためのレジデンス・プログラムを全額助成しています。プログラムは革新的な実践をサポートし、グローバルなネットワークを発展させ、ローカルなアート・コミュニティに関わろうとするものです。参加者はアパートに滞在しながらスタジオで制作します。ここでは最終的な結果に焦点を当てるのではなく、ハーグとオランダに親しみながらリサーチ、創作、内省のための空間が用意されています。滞在の最後には、公開イベントがあります。[画像:Photo by Maarten Nauw]
The Bridderhausは、1873年、エシュ=シュル=アルゼット市で最初の病院として建設されました。ここは、あらゆる芸術分野に開かれ、アーティストの創作活動のための場所です。ほかにも、交流のための出会い、パフォーマンス、会議、展覧会のために一般に開放されている場所でもあります。8つのレジデンス・スタジオには、ベッドルーム、ワークスペース、独立した作業場、モジュラー式の展示スペース、共有スペースがあり、もとは病院という、その建築様式が保存されたユニークな環境の中にあります。[画像:公式サイトより]
タイロン・ガスリー・センターは、あらゆる芸術形態の実践者に開かれた滞在型のワーク・プレイスです。アーティスト、デザイナー、ディレクター、批評家など、実績のある芸術関係者に滞在の機会と働く場を提供することで、活動分野における卓越性と革新性を促します。最長1ヶ月、食事を提供するビッグ・ハウスと呼ばれる場所か、または自炊式の農園コテージで滞在が可能です。モナハンの湖と丘に囲まれた静かで美しい環境でアーティストを尊重しながらサポートし、活動を発展させることが私たちの仕事と考えています。鑑賞者を育て、アイルランド内外のアーティストや芸術のためにパートナーシップを形成することで、より総合的な活動を継続的に目指しています。[画像:公式サイトより]
ルクセンブルクの理想的な中心地にあるカジノ・ルクセンブルク現代美術フォーラムは、1996年に設立され、主に次世代のアーティストによる国際的なプログラムや展覧会を開催しています。カジノ・ディスプレイは、若手アーティストを応援し、支援することを目的とした作品制作、リサーチ、交流、オリエンテーションの場で、2–5ヶ月間のレジデンス・プログラムでアーティストを迎えています。これは、2010年から続けているプログラムの自然かつ継続的な発展によるもので、主にリサーチと対話の時間を目的としています。成果として、展覧会を開催することも可能ですが、基本的に、完成した成果を求めるものではありません。
ブラック・チャーチ・プリント・スタジオは、ダブリンの市内中心部であるテンプルバー4番地にあり、1994年、エリアの再開発の一環として、4階建てのスタジオが版画工房に特化して建てられました。2009年、私たちのレジデンス・プログラムは、スタジオでの芸術活動を促進し、アーティストの専門的活動の発展のために始まりました。新しい作品作りを可能にし、アイデアや相互作用の交流を育み、専門知識の共有に取り組んでいます。滞在期間は4週間で、版画家を対象にしています。
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アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。