IASPISは、スウェーデン芸術助成委員会の視覚・応用芸術のための国際プログラムです。ストックホルムのIASPISレジデンス・プログラムには、9つのスタジオがあり、4つはスウェーデンを拠点に活動するアーティスト、ほかの5つは国外のアーティストを対象としています。3ヶ月から6ヶ月の間、アーティストはスタジオで制作する機会があり、スウェーデン内外からの参加者と出会い、IASPISの全ての活動に参加することができます。プログラムでは、スタジオ利用のほかに生活費、宿泊費、その他の経費を賄うための助成金を用意しています。IASPISが主催するトークやミーティング、スタディビジット、旅行、国際的なキュレーターによるスタジオビジット、公開イベントなどさまざまな活動に参加することができます。これらの目的は、芸術的発展と国際的な展望を広げ、交流の機会を促進することにあります。[画像:IASPIS - The Swedish Arts Grants Committee. Photo by Jean-Baptiste Béranger]
オナシス・エアは、2019年にオナシス財団によって設立され、アテネを拠点とする国際的なアーティスティック・リサーチ・レジデンス・プログラムです。他者と共に学び、共に実践するという基本理念のもとに設立され、その使命は、様々な背景や専門分野を持つ芸術関係者に最終的な作品の発表を義務付けることなく、彼らの実践をより深く掘り下げるための空間と時間を提供することを通して、芸術的プロセスを支援することにあります。参加者は、年間を通して開催される一般公開のイベント・シリーズ「オープン・デー」に招待され、さらにワークショップやプレゼンテーション、レクチャー、上映会など、希望する形でコミュニティと関わることを勧めています。[画像:公式サイトより]
ライクスアカデミーは、約50名のアーティストに2年間のレジデンス・プログラムを提供し、新しい作品のためのリサーチ、実験、創作の場を提供しています。プログラムの参加者は、スタジオと予算を支援され、様々な文化背景を持つ専門家からアドバイスを受けることができます。さらに、スペシャリストが運営する様々なテクニカル・ワークショップ、ライブラリー、歴史的な美術コレクションからなる充実したリサーチと制作のインフラを兼ね備えています。領域を横断するライクスアカデミーの環境では、リサーチと創作過程において完全な自由が保たれています。[画像:公式サイトより]
アカデミー・シュロス・ソリチュードは国際的なレジデンス・プログラムで、1990年の開始以来、120カ国以上から約1,700人の若手アーティストを支援してきました。レジデンスは、城の立地と歴史に調和し、あらゆる分野で恵まれた環境のもとで活動に専念することができる芸術と生活のための自由な場です。また、展示室のほかにもイノベーティヴなラボや議論を交わす場所も備えています。これまでに参加したアーティストやゲストは、創造的なインキュベーターとして、プロジェクション・スクリーンとして、持続的なつながりを作る場として、あるいは慣習にとらわれることなくプロジェクトを実現する機会として利用しています。[画像:公式サイトより]
ベラッジオ・センターのレジデンスは、内省的な滞在よりも、特定の画期的なプロジェクトを推進する機会と他の参加者と領域・文化を横断するつながりを作るため、刺激的な環境を提供しています。一般公募とテーマ別の公募では、幅広い分野と実践の領域、そして専門性を持ち、多様な背景や文化的視点を持つ候補者を求めています。一般公募は表現形態と活動領域を問わず、実践者や研究者、アーティストを対象としています。プロジェクトのテーマは自由ですが、明確な社会的インパクトと慈善目的を示す必要があります。参加者は、コモ湖にあるロックフェラー財団ベラッジオ・センターに最長4週間滞在します。[画像:公式サイトより]
1965年にシテ・アンテルナショナル・デ・ザールが設立されて以来、レジデンス・プログラムに参加するために世界中からアーティストが集まっています。私たちは、異文化間の対話を促進し、アーティストが一般鑑賞者や専門家と出会う場を提供しています。パリの中心部において、あらゆる分野の創作やリサーチ・プロジェクトを実施するためのレジデンス施設です。2ヶ月から1年の間、マレ地区またはモンマルトル地区で、アーティストは創作に適した環境で活動し、芸術文化の専門家と出会う機会を得ます。シテ・アンテルナショナル・デ・ザールのチームによる個々に特化したサポートを受けることができます。[画像:公式サイトより]
ウィスパ・プログレス財団は、1994年にグダニスクで設立された公益団体で、学際的な展覧会、研究、教育機関として機能しています。団体の重要な柱であるレジデンス・プログラムのヴィスパAIRポートは、国外のリサーチャー、理論家、批評家、視覚芸術のアーティストを、グダニスクをはじめとする沿岸都市とポーランドのアートシーンに紹介することを目的としています。プログラムにはキュレーターやプロジェクト・コーディネーターが伴走し、参加者は財団がもつ創作のためのリソースを利用することもできます。長年の経験を生かし、常に変化し続けるアーティスト、組織、社会の関係に対応する意欲的なプログラムを企画しています。アーティストやキュレーターは、個々に協議のもとテーマを設け、それぞれの分野で数週間のリサーチや実験を行う機会を得ています。[画像:公式サイトより]
マタデロ・マドリードは、マドリード市文化観光スポーツ局によって運営されています。レジデンシー・センターの特徴のひとつは、アーティストやクリエイターにワーク・スペースを提供し、活動全般、あるいは特定のプロジェクトを発展させることです。同センターの活動は、公的機関は標準的な定型ではなく、新たな試みを支援する義務があるという確固たる信念に基づき、文化的生産の新しい方法を用い、国内外のクリエイティブなアーティストに滞在制作の場を提供しています。他国の文化機関との合意により、マタデロ・マドリードは定期的に領域横断的なレジデンス・プログラムを実施しています。そのプロセスは滞在終了時に一般公開され、地元のコミュニティーに開いています。[画像:公式サイトより]
CCA アンドラッチは、パルマから北へ車で30分の美しい自然に囲まれたサ・コマ(アンドラッチ)にある、マヨルカのコンテンポラリー・アート・ギャラリーです。レジデンス・プログラムは、活気ある文化的基盤の創造と発展において中心的役割を果たし、センターの明白な中核をなしています。このプログラムでは、毎月4人の国際的なアーティストに、創造性を発揮する環境に身を置く機会を提供しています。プログラムの重要な点は、アーティストの自由にあり、伸びやかに探求し、実験し、作品を発展させることです。これにより個々のアーティストを育てるだけでなく、地理的・文化的な境界を越えたグローバルなつながりのネットワークが紡がれています。
The Frans Masereel Centrumは、現代アートのためのセンターです。アーティストを重視した展示や制作のスケジュールと、版画分野に焦点を当てたアーティストや批評家のための国際的なレジデンス・プログラムが組み合わされています。年に約50人の国内外のアーティスト、リサーチャー、批評家、学者が公募で選ばれています。レジデンス・プログラムの目的は、版画分野の発展と創造にあり、版画技法に関する予備知識は必要ありません。それぞれのアーティストが、版画に関連したさまざまなプロジェクトを通じて、自らの創作活動の幅を広げ、深める機会を提供します。秋には、アーティスト・コレクティヴ、博士課程の学生、文化従事者などに向けたプログラムを用意しています。
ロード中
これ以上は記事がありません
読み込むページがありません
アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。