フランクフルト・ラボは、KfW財団との協力のもと、現代のパフォーマンスやダンス、演劇のパフォーミング・アーツと音楽のための重要な創作の場であり、パフォーミング・アーツにおいて国際的な新進アーティストを育成しています。Frankfurt Moves! アーティスト・イン・レジデンスは、毎年、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、中南米地域で活動する4名の新進アーティストを、ヨーロッパの中心に位置する大都市フランクフルトに4週間招いています。アーティストは本格的なリハーサル室を利用して新しいプロジェクトに取り組んだり、リサーチをすることができます。プログラムには、旅費や宿泊費(2名まで)をはじめとする諸経費が含まれ、またネットワーキングの機会も用意されており、プログラム終了時には、創作の成果を一般公開することができます。[画像:Mehdi Dahkan © De-Da Productions.]
1975年以来、ベルリンの文化的中心地として、クンストラーハウス・ベタニエンは2,500人以上のアーティストと数百のプロジェクトを実施および展示しており、インターナショナル・スタジオ・プログラムは、世界中の新進アーティストのためのプラットフォームです。一定期間、個人的なサポートを提供し、プログラムに参加するアーティスト同士とより広い地域の状況とつながりを確立することに力を注いできました。また、アーティストのプロジェクトにおけるキュラトリアルなサポート、ワークショップや技術的インフラの提供、プロジェクトの発表、アーティストが主催するすべてのイベントの宣伝、年2回以上のオープン・スタジオ、プロジェクトに関連した出版物の編集と配布、国内外で活躍するキュレーターや批評家、広報、理論家、ギャラリーオーナー、コレクターとの接続、セミナーやトーク、朗読会を行い、国際的機関、プロジェクト、展覧会との連携などを提供しています。公募では、いずれかの国際パートナー機関を通して応募することが求められています。[画像:©Künstlerhaus Bethanien]
1989年から、クンストラードルフ・シェーッピンゲンは、アーティスト・イン・レジデンスプログラムで国際的なアーティストを支援しています。金銭的助成のあるフェローシップは、2ヶ月から6ヶ月、文学、ビジュアル・アーツ、作曲の各分野でプロジェクトの実現を目指しています。ドイツ西部のミュンスターラント田園地帯に位置し、毎年約40件に助成、延べ約900人のアーティストを招待しています。海外からの応募も可能で、年齢制限もありません。プログラムでは、定期的に創作プロセスについての見識を深め、同じフェローとの交流を図る機会があります。毎月開催しているディナーやブランチなどのイベントに加え、キュレーティング・フォー・アドバンスド・プラクティス・プログラムを毎年開催しています。ここでは、創作実践のための制作条件や実施上の問題について議論し、芸術における新たな方法や仕組みを発展させることを目的としています。[画像:Stiftung Kuenstlerdorf, Copyright Berenika]
ACCギャラリーとワイマール市のインターナショナル・スタジオ・プログラムは、1994年に設立しました。プログラムの目標は、アーティストを更に知ってもらうと同時に都市空間における現代アートの紹介を組み合わせ、出会いの場として機能させ、国際的な注目を集めることにあります。そうすることで国際的な文化交流が促進され、これまでの考えを新しくすることができると考えています。ワイマール市は、ドイツで最も古い建物のひとつであるシュテッディッシェス・アトリエハウス・ワイマールにアパート付きのアトリエを提供し、ほかに月1,000ユーロの4分の3も支給しています(残りは、ACCギャラリー・ワイマール提供)。ACCギャラリーは、世界中から応募を受け付けており、審査員は毎年招聘される3人のアーティストをサポートします。
aqbはブダペストにある独立系アートセンターで、2012年に始まりました。旧ハッゲンマッハー醸造所の工場を改装したユニークな建物で、現代アートの展示、スタジオ、レジデンス・プログラムとして活動しています。aqbのインターナショナル・アーティスト・イン・レジデンスは、ビジュアル・アート、パフォーミング・アート、音楽・サウンド・アート、文学・翻訳、イラストレーション・デザイン、美術理論、キュレーター、アート・マネージメントなどの分野のアーティストを1-3ヶ月の期間で受け入れています。このプログラムでは、aqbをはじめとするブダペストのギャラリーや施設での展覧会やプレゼンテーションの企画をサポートするほか、ハンガリーのキュレーターや美術評論家とのミーティングやレクチャーを行なっています。
ヤン・ファン・エイク・アカデミーは、世界各国から毎年約45名のアーティストを迎えています。ビジュアル・アーティストのほか、グラフィック・デザイン、ファッション、フード、ソーシャル・デザイン、建築家、キュレーター、作家など、幅広い分野の表現者に門戸を開いています。公募は毎年行われ、候補者は11ヶ月のレジデンスプログラムに応募することができます。選考委員会は、提出されたプランと書類をもとに、探究心豊富で、オープンかつ積極的な姿勢を持ち、作品は丹念にリサーチを重ねられ、献身的な活動を行う参加者を選出しています。私たちは参加者に対し、彼らのリサーチをさらに発展させ、具体化し、広めるためのツールを提供しています。参加者は互いに、そして世界と批評的かつ相互的な関係を保ちながら自らの考えを探求することで芸術を発展させ、社会における芸術の意義に繋がるのです。
Gate 44は、ビジュアル・カルチャー・プロダクション・スタジオです。私たちは、あらゆる経歴と専門分野のビジュアルアーティスト、デザイナー、クリエーターの制作に特化したレジデンスを提供しています。私たちのスタジオには、大規模なエッチング、スクリーン印刷、レリーフ印刷、リソグラフ、製本、金属加工などの設備が整っています。アーティストが自らの表現方法に新たな言語や技術的な解決策を発見する過程でサポートすることを目指しています。アーティストは、ミクストメディアの複合的な作品を制作するために、さまざまな分野の専門家のサポートを受けることも可能です。スタジオの空き状況によっては、アーティスト主導によるレジデンスも可能です。
独立した非営利団体であるAiR 351はポルトガルの国際的なレジデンス・プログラムで、ビジュアル・アートの分野で活動するアーティストの制作に特化しています。国内外のアーティスト、キュレーター、その他にも選ばれた参加者が交流と対話を通して、アイディアとリサーチを共有する場を開き、コミュニティの創出を目指しています。私たちのミッションは、アートプロジェクトや交流を促進しながら、アートを普及することです。これまでに25カ国以上から約80人の国際的なアーティストやキュレーターを受け入れてきました。AiR 351は、コラボレーションを発展させ、定期的にさまざまな場所で公開プログラムを開催しています。私たちのプロフェッショナル育成プログラムは、地元の盛んなアートシーンに軸足を置き、国際的なネットワークを広げています。[画像:© AiR 351 / Nicholas Knight.]
The At Home in Hundorf Associationは、若手アーティストのためのレジデンス・プログラムを立ち上げ、主催しています。2週間のクリエイティブなレジデンスをフレンドリーな田舎町で過ごすことで、アーティストが自分の個性を見極め、強化するための時間と空間を提供し、ネットワーキングとコラボレーションの場を創出します。これまで100人以上の若手アーティストを受け入れてきました。2022年からは、国外のアーティストにも門戸を開き、ルーマニアのアーティストと共同でレジデンスを行っています。私たちのチームは、アーティストの創作の自由をサポートし、その驚きに満ちたプロセスの重要性を念頭に活動しています。
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アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。