カン・セラットは、バルセロナから45km離れたエル・ブリュック(モンセラート)にあるカタルーニャのファーム・ハウスです。1989年から始まったカタルーニャで最も古いレジデンス・プログラムのひとつで、短期から中期、世界中からアーティストや作家を受け入れています。年間を通して公募を行い、プロジェクトは審査員によって選考されます。進行中のプロジェクトのリサーチを活性化させ、周辺地域や地元の人々とのつながりを可能にするため、毎月、対話や読書会、ほかスペースの訪問、夏は地元コミュニティが参加する夕食会、スタジオビジット、プレゼンテーションなどを企画しています。カン・セラットは、創作のための静かな空間、地元に根付いた生活、アートと文学、ネットワーク、コラボレーション、制作過程と制作サポート、そしてゆったりした時間を求めている人にぴったりの場所です。
MACBAのリサーチ・サポート・プログラムは、学術研究者、アーティスト、そのほか現代アートの実践を専門とする人を対象としています。 応募資格は、高等教育資格またはそれに準ずる経験を有し、現代アート・文化を専門とし、現在その分野のリサーチ・プロジェクトに関わっていることです。レジデンス期間は1ヶ月から3ヶ月で、例外的に最長6ヶ月まで延長することができます。団体としてのレジデンス期間は最長10ヶ月で、同じ期間内に最大3グループに割り当てられます。[画像:公式サイトより]
Joya: arte + ecología / AiRは2006年からはじまり、アート、エコロジー、持続可能な生活の実践の交差に根ざした、気候変動の問題に積極的な学際的レジデンス・プログラムで、滞在期間は1–2週間です。ヨーロッパで最も日照時間の長い地域のひとつであるアンダルシア州アルメリア県北部のシエラマリア-ロスベレス自然公園の中心に位置し、プログラムではヴィジュアル・アート、執筆、音楽、ダンス、キュレーション、映画などさまざまな分野をサポートしています。2009年にベックマン夫妻によって設立、企画運営され、ダイナミックで持続可能な創造活動こそが、過去50年以上にわたって徐々に放棄されてきた土地を再生する上で必要不可欠であるという考えに基づいています。[画像:公式サイトより]
マタデロ・マドリードは、マドリード市文化観光スポーツ局によって運営されています。レジデンシー・センターの特徴のひとつは、アーティストやクリエイターにワーク・スペースを提供し、活動全般、あるいは特定のプロジェクトを発展させることです。同センターの活動は、公的機関は標準的な定型ではなく、新たな試みを支援する義務があるという確固たる信念に基づき、文化的生産の新しい方法を用い、国内外のクリエイティブなアーティストに滞在制作の場を提供しています。他国の文化機関との合意により、マタデロ・マドリードは定期的に領域横断的なレジデンス・プログラムを実施しています。そのプロセスは滞在終了時に一般公開され、地元のコミュニティーに開いています。[画像:公式サイトより]
CCA アンドラッチは、パルマから北へ車で30分の美しい自然に囲まれたサ・コマ(アンドラッチ)にある、マヨルカのコンテンポラリー・アート・ギャラリーです。レジデンス・プログラムは、活気ある文化的基盤の創造と発展において中心的役割を果たし、センターの明白な中核をなしています。このプログラムでは、毎月4人の国際的なアーティストに、創造性を発揮する環境に身を置く機会を提供しています。プログラムの重要な点は、アーティストの自由にあり、伸びやかに探求し、実験し、作品を発展させることです。これにより個々のアーティストを育てるだけでなく、地理的・文化的な境界を越えたグローバルなつながりのネットワークが紡がれています。
アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。