1994年に設立したファブリカのレジデンス・プログラムは、トレヴィーゾを拠点とし、現代を代表する建築家の安藤忠雄によって修復・補強された古い邸宅で行われます。国内外から25歳以下のクリエイターを対象とした6ヶ月間のプログラムは、芸術、文化、研究それぞれの世界が出会い、新たなアイデアを生み出す、経験を交換しながら滞在する空間です。国際的に活躍する建築家、音楽家、歴史家、デザイナー、アーティスト、インタラクション・デザイナー、アート・ディレクター、哲学者、社会学者が、ワークショップ、レクチャー、トレーニングを通じて交流の場を企画しています。通称「ファブリカンティ」と呼ばれる選出された参加者には、写真、ビジュアル・コミュニケーション、インタラクト・デザイン、映像、執筆、音楽などのトレーニングとリサーチをさらに経験することができます。[画像:Photo by Reed Young]
ベラッジオ・センターのレジデンスは、内省的な滞在よりも、特定の画期的なプロジェクトを推進する機会と他の参加者と領域・文化を横断するつながりを作るため、刺激的な環境を提供しています。一般公募とテーマ別の公募では、幅広い分野と実践の領域、そして専門性を持ち、多様な背景や文化的視点を持つ候補者を求めています。一般公募は表現形態と活動領域を問わず、実践者や研究者、アーティストを対象としています。プロジェクトのテーマは自由ですが、明確な社会的インパクトと慈善目的を示す必要があります。参加者は、コモ湖にあるロックフェラー財団ベラッジオ・センターに最長4週間滞在します。[画像:公式サイトより]
ピストレット財団のレジデンス・プログラムであるチッタデラルテは、1999年に開始しました。このプログラムは、世界中のアーティストや専門家を対象として、芸術活動の狭間や社会変化のプロセス、領域を超えたコミュニティとのコラボレーション、学際的な研究、知識の交換、実践的活動にその手法を提供しています。プログラムでは、シーズンごとのリサーチ・テーマに焦点を当て、UNIDEEレジデンス・プログラムという見出しのもとにグループ分けされた、期間も目的も異なる4種類「UNIDEEモジュール」、「リサーチ・レジデンシー」「コネクティブ・レジデンシー」「オーガニゼーション・イン・レジデンシー」を展開しています。チッタデラルテは、繊維産業における最初のヨーロッパ拠点のひとつであったビエッラの歴史の証として、かつての毛織物工場の敷地内にあります。
Gate 44は、ビジュアル・カルチャー・プロダクション・スタジオです。私たちは、あらゆる経歴と専門分野のビジュアルアーティスト、デザイナー、クリエーターの制作に特化したレジデンスを提供しています。私たちのスタジオには、大規模なエッチング、スクリーン印刷、レリーフ印刷、リソグラフ、製本、金属加工などの設備が整っています。アーティストが自らの表現方法に新たな言語や技術的な解決策を発見する過程でサポートすることを目指しています。アーティストは、ミクストメディアの複合的な作品を制作するために、さまざまな分野の専門家のサポートを受けることも可能です。スタジオの空き状況によっては、アーティスト主導によるレジデンスも可能です。
アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。