Björkö Konstnod (BKN)は、ストックホルム北部の群島で森と海が出会う場所にあるアーティスト・ラン・スペースで、様々な年齢と背景、表現分野のアーティストを迎え、創作活動の探求と拡大に取り組んでいます。1–2ヶ月間、アーティストは自分のスタジオと宿泊場所を持ち、私たちは 「共に考え、共に学ぶ」ことを実践しています。BKNの主な目的は、自然の中に身を置き、国際的なアーティストのコミュニティに溶け込みながら、滞在では活動に集中できる機会を提供することです。自然、仲間、シェア・セッション、暗室、工芸・木工房、機織り機など、また実践としてのWalking as Practiceの創始者は、私たちがもつリソースです。
2009年以来、アーティスト・コレクティヴのメデア・エレクトロニクは、スパルタ近郊にあるKoumariaで、即興的かつニュー・メディアの実践に焦点を当て、10日間の実験的なレジデンス・プログラムを毎年開催しています。ギリシャの自然景観に刺激を受けたアーティストが国内外から集い、多文化で表現形態を横断する「対話」を生み出し、滞在の最後にはアテネでプレゼンテーションを行います。レジデンスが生み出す異文化間の対話は、新たな芸術的思索を生み出すと同時に、古い思い込みを柔らかく解きます。過去の参加者たちは、後にも続く関係性と新しい芸術的パートナーシップを築いてきました。幅広いコレクティヴとして、多様な文化と芸術的背景を持つ人々に関心があり、私たちにとってレジデンスは、将来の創造的試みのためのモデルとして機能しています。
ELPAアート&デザイン・レジデンシーは、ルッカ・アーティスト・レジデンシーの新しい場所探しと、所有者不在となった小さな自然農園の将来を決めるという課題から生まれ、ラトビア東部リヴァーニ近郊の風光明媚な環境に、新しいレジデンス・スペースの基礎が築かれました。名前は、ラトビア語のelpa=息を吸うことに由来します。これは、息を吸って吐くという行為、何かに第二の生を与えるという考えを象徴しています。ELPAアート&デザイン・レジデンシーは、アイデアの交換、新しい知識の習得、その交差から生まれるアイデア実現のためのスペースです。
2002年、多分野にまたがるNGOアート団体SERDEを設立しました。SERDEは、実験的で革新的なプロジェクトのための技術設備を備えたワークショップ・センターを開き、毎年夏にはレジデンシーとワークショップ・センターが、さまざまな芸術的背景とプロジェクトを持つ国際的なアーティストを受け入れています。多くは彫刻や壁画の制作、オープンスタジオやパフォーマンスなどを通して周辺の環境にインパクトを与え、国内外のアーティスト、文化従事者、活動家、マネージャー、科学者にレジデンスの機会を提供してきました。期間中は、作品制作と技術的な相談に、双方による交渉のもと、金銭のほかに専門的な援助を提供しています。滞在の最後には、アイズプテでの展覧会やプレゼンテーションがあります。
MASSIAは、タリンから南へ約180km、ラトビアのリガから北へ約140km、バルト海に近い田園地帯に位置し、レジデンスは、森や野原、沼地に囲まれた人口30人ほどの小さな村マシアルの古い校舎にあります。MASSIAは、アーティスト、実践者、リサーチャー、科学者、活動家など、あらゆる分野の個人とグループが、自分たちの活動を考え、今後に活用するためのプロジェクトであり、レジデンス・スペースです。スタッフ主導ではなく、参加者による自主的なあり方が求められます。MASSIAは、外から与えられる機会に応じるだけでなく、自ら芸術的、知識的な制作の原動力となることができる人に適しています。アーティスト、リサーチャー、実践者たちが立ち上げて運営していますが、参加者が創り出す形式にとらわれないレジデンスです。選考はなく、空きがあり、基本原則に同意する限り、誰でも参加することができます。[画像:Kitchen and herbal apothecary, Photo by Rasmus Jurkatam]
KORDONairは、建築や環境と掛け合うアートを促進しています。また、空間や文化の多様性、大自然の社会的・芸術的側面を探求しています。多分野におよぶレジデンスは、ヒーウマー島の中心であるカルドラ市との境界にあるユネスコ生物圏保護区内に位置し、そのミッションは、造られた建築環境と自然環境の関係についての議論をはじめ、国際的なネットワークを構築し、ヒーウマー島民の参加を促すことです。KORDONairは、2018年、歴史的な国境警備隊の家(1830年)で始まりました。アーティスト、建築家、映画制作者、リサーチャーなどにその機会を提供し、批評的に周辺環境と関わりながら、滞在の最後には、展覧会やワークショップ、オープンスタジオなどを通して参加者が地域コミュニティと出会うように企画されています。[画像:KORDONair]
ホース・アンド・アート・リサーチ・イニシアチブは、2015年から始まったユニークなレジデンス・プログラムで、馬に関する知識とビジュアル・アートの融合に興味を持つアーティストのために設立されました。馬とアートにおけるその位置づけに興味のあるアーティスト、美術史家、リサーチャーを募集していますが、オープンな乗馬者も歓迎します。夏に行われる1–2週間の短期集中コースでは、理論、レクチャー、トーク、ディスカッション、馬術、アーチェリー、乗馬の日常的なレッスンが行われ、スタジオで作品制作の機会もあります。このプログラムは、毎年異なるテーマで定期的に開催する予定です。西洋と東洋の伝統から実践の機会をアーティストに提供し、アーティスト、乗馬者、リサーチャーが国境を越えてつながり、専門的なコラボレーションを発展させる可能性を開くことを意図しています。また、馬に関する芸術文化と持続可能な発展の課題との接点を探っていきたいと考えています。[画像:公式サイトより]
大西洋を見下ろす崖の上に、1790年代の大飢饉以前の村の跡地を活用して建てられたCill Rialaigは、アーティスト、作家、その他のクリエイティヴな専門家に、現代の日常的負担から逃れ、創造的な実践に専念する機会を提供しています。コテージには電話やインターネット、テレビもありませんが、仕事と生活に必要なものを用意しています。レジデンスは無料ですが、少額の光熱費と交通費、食費、備品購入費がかかります。ここには7つのスタジオ、ミーティングハウス、図書館、多目的ハウスがあります。[画像:公式サイトより]
アイルランドの慈善団体であるバリングレン・アーツ財団は、国内外のアーティストがアイルランドで創作活動を行い、アーティストとコミュニティにとってさまざまな利点をもたらすことができるように、フェローシップ・プログラムを提供しています。1992年以来、アメリカ、ヨーロッパ、アジアから何百人ものアーティストがメイヨー州バリーキャッスルの小さな海沿いの村を訪れ、インスピレーションを得ています。特定の表現スタイルは求めず、絵画、版画、ドローイング、写真、彫刻の各分野で活躍しているビジュアル・アーティスト、および気鋭のアーティストを招聘しています。 レジデンス期間は4週間程度ですが、時期により若干延長することも可能です。[画像:Nuala Clarke]
40mcubeは、展覧会のためのスペース、制作スタジオ、アーティストやキュレーターのためのレジデンススペースを併設しています。制作した作品の展示や公共空間への介入、レジデンス、作品をコミッションするなどしてその活動をサポートし、また一般に広めています。内省やコンセプト作り、プロジェクトの実現、作品制作のためのプログラムとしてアーティストを受け入れ、工具や機械、材料を備えたプロフェッショナルなスタジオは、創作に適した環境を提供しています。レンヌとリフレでのレジデンスに加え、40mcubeはブルターニュ地方の企業や学校でプログラムも実施しています。[画像:Hélène Bertin, Éléonore False, Ingrid Luche, Bertfalhe, 2019, vue de l’exposition. Commissariat: 40mcube. Production : 40mcube / Cnap. Photo by Margot Montigny]
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アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。