国際グラフィックアートセンター(MGLC)は版画を専門とする美術館で、国際的なコレクションを多数所蔵し、リュブリャナ・グラフィック・アーツ・ビエンナーレも主催しています。2017年よりレジデンス・プログラムを実施し、リュブリャナで最も中心的、かつ自然と結びついた場所でスロヴェニア在住および他国からコレクティヴを含むアーティストを迎えています。ほかにも現代の視覚芸術、グラフィックアート分野で活動する批評家、キュレーター、ライターを対象に、ネットワーキング、教育やトレーニングのために必要な環境を提供しています。インターナショナル・レジデンシー・プログラムは公募によってアーティストや文化従事者に向けられ、インター・レジデンシー・エクスチェンジは、プロジェクトやコラボレーションに向けて招待制を採用しています。
レジデンス・プログラムは、アーティストや創作活動をしている人に、地中海に囲まれた刺激的かつ創造的環境であり、探求と発見の機会が豊富な島であるゴゾを紹介することを目的としています。2001年の開始以来、プログラムは参加者同士の異文化交流、自主的な専門性の開発、共同プロジェクトの機会などあらゆる経験を用意しています。年間を通して、アーティストは2週間から最長3カ月まで滞在することができます。ローカル・コミュニティとの意見交換、作品についてのプレゼンテーション、オープン・スタジオイベントの任意参加で、居住者はゴゾの魅力や静かな環境からマルタの喧騒まで、マルタ諸島の多彩な魅力を探索することもできます。
Pāvilosta アーティスト・イン・レジデンシー(PAiR) は、クリエーター、研究者、キュレーターが刺激的な環境の中でプロジェクトを展開し、学際的な対話を促進する創造的な出会いのための場です。アーティスト、キュレーター、研究者、作家、その他芸術や人文科学、科学の専門家を招き、実り豊かで自由な環境でプロジェクトを探求する機会を提供します。PAiRはバルト海沿岸のパビルオスタにあります。全長500kmの海岸は、ラトビアの地理、政治、文化において重要な役割を果たし、地元の産業と文化の両方に影響を与えてきました。年2回行われる公募レジデンスは、国際的に著名なゲスト・キュレーターとのコラボレーションにより企画され、最大4名の参加者が1-3ヶ月にわたってプロジェクトに取り組みます。
Rupertは、アート、レジデンス、教育のための独立した公的資金で運営さているセンターです。2012年にリトアニアのヴィリニュスで活動を開始しました。私たちは、アーティスト、リサーチャー、文化関係者らと、学際的なプログラムやレジデンスを通して密接な協力関係を築いています。レジデンス・プログラムは、創作、実験、交流、コラボレーションの可能性をもつ世界各国のアーティスト、作家、キュレーター、アートマネージャー、学者などです。参加者は、最長3ヶ月間のヴィリニュス滞在中にプロジェクトを展開しながら、地元のクリエイティブな環境に身を置くことができます。地元のカルチャーシーンと繋がるキュレーターの連携サポートも用意しています。また、スタジオ訪問や、アーティストの公開プレゼンテーションを定期的に企画し、私たちのオルタナティブ教育プログラムとコラボレーションも行っています。[画像:One of Rupert’s residency studios]
SODAS 2123文化センターは、リトアニア学際芸術家協会によって運営・キュレーションされている自主運営のコミュニティ・ベース・スペースです。多分野のクリエイターやリサーチャーが集まり、実験的な手法やこれまでにない表現を展開し、最新の文化的、社会的、地政学的、生態学的な問題に取り組んでいます。センターは50以上のスタジオのほか、音楽バンドのためのリハーサルスタジオ、デザイン、映画制作、ビジュアル・アートのためのオフィス、展示スペース、イベントスペース、様々なワークショップ、カフェ、公共の屋外ガーデンスペース、庭園などを所有しています。こうした場が提供され、一人ひとりがものづくりや交流、学びに対してオープンに活動しています。2021年からは、アーティスト、キュレーター、デザイナー、建築家、リサーチャーなどのクリエイターを招聘するレジデンス・プログラムをスタートさせました。国内外のアーティストが滞在しながら創作活動が行える都心に近いユニークなレジデンス・プログラムです。
カウナス・アーティスツ・ハウスは、芸術表現と文化交流のための活気あるハブを形成しています。新進アーティストの紹介、新しいアイデアの育成、文化的実験に重点を置くことで、芸術における革新性と多様性への取り組みを示しています。レジデンス・プログラムは、異文化間の対話を促進し、アーティストが創造的な探究のために必要なリソースを提供するという重要な役割を担っています。リトアニア内外のアーティスト、キュレーター、文化研究者に施設の利用や地元の現代アートシーンと機会を提供することで、国内外を問わず、芸術の実践と議論の促進に寄与しています。国内、そして国際的なパートナーとの幅広いネットワークは、この施設の芸術におけるコラボレーションとその継続性への取り組みを裏付けています。カウナスは、創造性や対話、交流を育む場所としてなくてはならないのです。[画像:Vytautas Paplauskas]
アートミルは非営利団体アートダイアログの拠点として、オルタナティブな文化的スペースを運営しています。当センターは、アーティスト、活動家、農家、起業家、クリエイターなど、地元の環境を守るコミュニティの活動拠点となっています。また、創造や研究、人々、体験学習や教育を通して、アートダイアログのミッションである文化的対話の構築を果たしてきました。毎シーズン、都市生活から離れてプロジェクトに集中する時間と空間を提供しているレジデンス・プログラムは、詩人、科学者、作家、ダンサー、ミュージシャン、思想家、クリエイター、農家、建築家、パフォーマー、画家などアーティストを広く捉え、門戸を開いています。期間は1週間から数ヶ月で、例えば、庭の手入れを手伝ったり、農家ならではの食事を作ったり、新しい薪小屋を作ったりすることで、アーティストが私たちのコミュニティやネットワークの一員となることを目指しています。
公募中→https://air-j.info/program/aireu_artmill/
PRÁMスタジオには、プラハ美術アカデミーとプラハ工芸応用美術大学の卒業生12名が所属しています。建物のユニークな空間を生かし、展覧会、コンサート、会議、上映会、オルタナティブ・フェスティバルなど、文化的なイベントやサービスを提供することを目的としています。私たちのミッションは、国際交流の創出、芸術の創造、オルタナティブな教育の場を作ることです。そのためにアーティストを支援し、現代の文化活動への関心を高めたいと考えています。私たちの構想には、海外からのアーティストとの出会いを目的としたレジデンス・プログラムも含まれています。参加者は広々としたスタジオを利用し、そこで生活することもできます。地元のメンバーとの芸術的・社会的交流の機会も豊富です。毎年、レジデント・アーティストは公募によって選ばれます。
レスAiRは、デンマーク内外で最も高く評価されているアーティスト、ペア・キルケビー(1938-2018)とアスガー・ヨルン(1914-1973)のユニークな創作の場となったレス島にあります。プログラムの主な目的は、経験を積んだアーティストに、適切な環境の中で制作プロセスを振り返り、没頭する時間、空間、機会を提供することで、そのプロセスとリサーチの発展をサポートすることです。レジデンスに参加する国外のアーティストには、デンマークの現代アートシーンを代表する人々とのネットワーク作りに参加する機会もあります。12週間の滞在が可能で、デンマークのアーティストは、4週間および6週間滞在しています。
サーリ・レジデンスはコネ財団によって運営されており、フィンランド南西部のミュナマキに位置し、あらゆる分野と国籍のアーティストを受け入れるアーティスト・イン・レジデンスです。レジデンスでは、アーティストやリサーチャーがのどかな環境の中で制作に集中し、ほかのレジデントと考えや経験を分かち合うことができます。私たちの長期的な活動や考え方は、スローネス、洞察力、変化をキーワードに、社会的・心理的な持続可能性も視野に入れたエコロジカルなアプローチです。レジデンスに参加できるのは、事前に提案されたプロジェクトの遂行を目的に、あらゆる分野と国籍のアーティスト、フィクション作家、詩人、小説家、翻訳家、作曲家、サウンドアーティスト、キュレーター、批評家、またデュオやコレクティブ(確立されたグループやビジネス組織)です(ノンフィクション作家やそのリサーチャーを除く)。プログラムには、助成金、無料の宿泊施設、ワークスペースが含まれています。[画像:Otto-Ville Vaatainen/Saari Residence]
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アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。