HIAP – ヘルシンキ・インターナショナル・アーティスト・プログラムは、1998年に設立された国際的なアーティスト・レジデンス組織です。レジデンス・プログラムは、ローカルなアートシーンとの対話の中で新しい創作を発展させるための時間と場所を提供しています。その目的は、実験的で分野横断的な芸術実践をサポートし、アートの文脈とその周囲の議論に積極的に貢献することです。レジデンスは、ヘルシンキのスオメンリンナ島と工場地跡のケーブルファクトリーで、アーティスト、キュレーター、その他の文化従事者を対象に、1-11カ月、オープンエンドなリサーチをすることができます。任意参加のオープン・スタジオ・イベントは、アート関係者や一般向けに制作中の作品を発表する機会です。アーティストのレジデンスは通常3カ月または11カ月、キュレーターのレジデンスは1-2カ月としており、プログラムは多くのパートナー団体と連携し、公募または招待制によって選出されます。[画像:HIAP open studios spring 2021 workshop by Anastasia Artemeva, photo by Sheung Yiu]
サーリ・レジデンスはコネ財団によって運営されており、フィンランド南西部のミュナマキに位置し、あらゆる分野と国籍のアーティストを受け入れるアーティスト・イン・レジデンスです。レジデンスでは、アーティストやリサーチャーがのどかな環境の中で制作に集中し、ほかのレジデントと考えや経験を分かち合うことができます。私たちの長期的な活動や考え方は、スローネス、洞察力、変化をキーワードに、社会的・心理的な持続可能性も視野に入れたエコロジカルなアプローチです。レジデンスに参加できるのは、事前に提案されたプロジェクトの遂行を目的に、あらゆる分野と国籍のアーティスト、フィクション作家、詩人、小説家、翻訳家、作曲家、サウンドアーティスト、キュレーター、批評家、またデュオやコレクティブ(確立されたグループやビジネス組織)です(ノンフィクション作家やそのリサーチャーを除く)。プログラムには、助成金、無料の宿泊施設、ワークスペースが含まれています。[画像:Otto-Ville Vaatainen/Saari Residence]
ラウマアースは、フィンランドで最も歴史のあるアーティスト・イン・レジデンスのひとつで、さまざまな分野のアーティストが、地域のコミュニティや個人と共同作業や参加型のアートプロジェクト、ワークショップ、イベント、パフォーマンスを行っています。長年にわたり、ラウマアースのアーティストたちは、学校、芸術文化施設、様々な団体と活動してきました。リクエストに応じて、木工や織物のためのワークスペースや2つの世界遺産内で、興味深い協働を提供することも可能です。2025年初頭から、新しく改装されるアートハウスを拠点として、レジデンスに加えてアーティストには展示スペースも提供されます。プログラムはあらゆるアートの分野で活動するアーティスト、キュレーター、リサーチャーに開かれています。[画像:Art House RaumArs will be opened in 2025]
セルラキウス・レジデンシーは、ビジュアル・アーツに携わる芸術文化のプロフェッショナルのために、ヨースタ・セルラキウス・ファイン・アーツ財団が運営するゲストスタジオです。マンッタ芸術祭と協力して2015年に設立され、ビジュアル・アーティスト、美術史家、リサーチャー、キュレーターを受け入れています。穏やかな環境の中で、私たちはアートタウン・マンッタ・ビルップラのために、一般の住民とレジデントの交流の場となるイベントを開催しています。私たちにとって環境への責任は心の問題でもあり、廃棄物の発生量と環境への悪影響を最小限に抑えることも目標にしています。
アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。
FAIREは、フィンランド国内外のレジデンスに関するニュースや機会を提供しています。