シュタイヤーマルク州政府は、あらゆる分野で活動し、シュタイアーマルク州グラーツのクリエイティブ・シーンと接点を求める国際的なアーティストと芸術理論家を対象に奨学金を授与しています。奨学金1,100ユーロは生活費を賄うために支給され、バロック様式のグラーツ神学校に無料で滞在することができます。旅費および材料費はアーティストが負担します。滞在中は芸術文化団体がホストとして支援し、ネットワーク作りをサポートします。滞在期間は2ヶ月から、またいくつかの作品展示やアーティスト・トークも企画しています。[画像:"Medusa" at the Graz Zeughaus/Armory in 2021]
ドナウ河畔の中心地に位置するリンツ市の文化施設スタジオハウス・ザルツァムトは、2009年7月より活動を開始し、国内外の若手アーティストの交流の場となっています。ここでは国外からアーティストを受け入れるアパート、スタジオ、展示スペース、国際的な文化交流とゲストを交えた地元のプロジェクト、トーク、スタジオビジットを通した教育プログラムなどを提供しています。文化交流を記録し、広く一般に公開するためにも、参加するアーティストの作品は展覧会プログラムの一環として紹介しています。1階にある170m²の展示スペースでは、展覧会のほかにもレクチャーやディスカッション、プレゼンテーション、上映会などが行われ、いくつかのアーティストは滞在中にリンツを拠点にして様々なプロジェクトに参加しています。[画像:公式サイトより]
このフェローシップは、アートと理論のために2003年春からビュッヘンハウゼンで行われています。レジデンスの利点と、大学院での研究・制作フェローシップの可能性を組み合わせたもので、形式にとらわれないオープンな構成が特徴です。現代アート、建築、アートとメディア理論、批評の分野に携わる専門家が世界中から招かれています。フェローの作品や制作方法、テーマは、イベントやプレゼンテーションを通じて一般に共有し、フェローシップの終わりには、テーマ別のグループ展でリサーチの成果をより多くの人に発表することができます。[画像:WEST.Fotostudio]
アーティスト・イン・レジデンスの世界規模のネットワークであるレザルティスは、30年の歴史を持ち、80カ国以上、650人以上のメンバーで構成されています。
DuchCultureが主催するTransArtistsは、アーティスト・イン・レジデンス・プログラム等の、クリエイティブな専門家が一時的に他の場所に滞在し仕事をするための国際的な機会に関する知識や経験を共有することを目的としていいます。